カンパイ!といえば泡盛!

泡盛の瓶

“島酒(シマー)”といえば泡盛のこと。お祝い事が大好きな宮古人は各家庭に備えてあることかと思います。

“沖縄の泡盛”の特徴は黒麹。お酒造りに黒麹は沖縄だけではないかといわれています。

また、仕込みを一度しか行わない“全麹仕込み”や“単式蒸留”が泡盛ならではの特徴で焼酎や日本酒にはない独特の香りや味わいを生み出すとされています。

小さな宮古島ですが酒造所は6社あります、各酒造所で個性的な味わいがあり自分好みの泡盛探しも楽しさのひとつ。

最近では炭酸で割った泡盛ハイボールも好まれていて、各酒造所の個性(銘柄)に合わせて楽しむことができます。

宮古島のオトーリ

最近では炭酸で割った泡盛ハイボールも好まれていて、各酒造所の個性(銘柄)に合わせて楽しむことができます。

最近はコミュニケーションがとりにくい時代ですが、宮古島が誇る最高のコミュニケーション文化の飲み方として“オトーリ”があります!簡単に言えば回し飲みですが(笑)。

自分の気持ちを伝える、参加メンバーの気持ちを頂きながら、この場所にいる参加者全員で杯をかわせる“オトーリ”は沖縄県でも他にない宮古島らしさ!です。

宮古島にある6つの泡盛酒造所のはなし

株式会社 多良川

1948年(昭和23年)宮古島市城辺砂川地区に“多良川酒造所”として創業。

創業当初からの伝統手法にこだわり酒造りを行っています。上比根杜の麓には、珍しい「お客様専用貯蔵洞窟」があり購入した泡盛を神聖な場所で熟成してもらう事が可能。貯蔵洞窟は見学もでき(要予約)数千本の貯蔵は圧巻です。

多良川はラム酒、ジン、芋酒、リキュールなど新しい酒造りを行うチャレンジャーな一面も持っています。

渡久山酒造

1948年(昭和23年)より本格的な泡盛造りを開始、伊良部島の集落で地域の声を受け止めながら泡盛を造ってきた70年もの歴史がある酒造所です。

2代目の渡久山知照さんが伊良部島の“豊作”を祈願して命名した“豊年”が代表銘柄。現在は4代目渡久山研悟さんが渡久山酒造を営み、“伊良部島へ皆様への感謝を忘れずずっと愛される酒つくりをしたい”という想いを込めて造っています。

池間酒造

1926年(昭和元年)創業、代表的な銘柄“ニコニコ太郎”は現在2代目の池間太郎さんの名前が由来。オトーリを回すとどんな無口の人でもニコニコし会話が楽しくなるのでニコニコ太郎!とネーミングセンスが抜群。

名コピー『んましゃ~ぬ、ぬまだ~うらいん!』(美味しくて飲まずにはいられない)のCMは、年を重ねた宮古人なら一度は聞いたことがあるかもしれません。

菊之露酒造

1928年(昭和3年)創業の『中尾酒造』を継承、その後社名を『菊之露酒造合名会社』へ。

創業者である下地潔さん、伝説の杜氏平良恵修さんの妥協を許さない酒造りは宮古島出身者からの高い評価を得、沖縄本島で販売するとクチコミから一気に知名度が広がったそう。

古酒ならではの味わいを語り続けたい、という想いから県内でも圧倒的な貯蔵量を誇る第二工場を持ち、安定的な古酒の提供を可能にしています。

伝統の泡盛造りをする傍ら、樫樽貯蔵の古酒やスパークリング泡盛、泡盛リキュールなども手掛けられています。

宮の華酒造

1948年(昭和23年)創業、島内で消費される量だけの小さな造り酒屋からスタート。“小さくても良いから、人の心にゆっくりと咲き続ける宮古の華でありたい”という想いで名付けられた宮の華酒造。

現在は3代目の下地さおりさんが代表を務め、従業員の多くが女性で構成されています。

「時間がかかっても丁寧な酒造りを」という姿勢が人気のあるスッキリとした泡盛の味へ繋がっていると感じます。その姿勢は無肥料・無農薬・無堆肥で育った国産米から泡盛を造るという大挑戦を成し遂げ「通り池」「華ごころ」といった商品を誕生させました。

沖之光酒造

1948年(昭和23年)“古謝酒造”として創業。のちに「沖縄を元気にできる光になりたい」と現在の“沖之光酒造”へ社名変更。

日本酒工場などはとても綺麗に管理されている事を学び、美味しいモノを作るには清潔にするのが一番!と、工場内の環境整備をはじめ、新酒も1年以上ねかせてから商品化する、など家族経営での温かみもありながら美味しい泡盛造りへのこだわりも強い酒造所です。

おすすめ銘柄紹介(独断と偏見で)

多良川

久遠

普段なかなか飲めませんが大事な方へのプレゼント、大事な時はやっぱり久遠!

渡久山酒造

ゆら

パッケージも宮古島の海を感じられるパッケージ、25度と飲みやすく華やかな香り。

池間酒造

太郎

宮古島のナポレオン!酔い覚めすっきり!の噂は私も実感しています。西辺の祝いに欠かせません!炭酸割やアイスボックス(氷菓子)に入れて飲んでも最高!

菊の露酒造

VIPゴールド

8年古酒をベースにブレンドされた地元支持率の高い銘柄。

宮の華

華翁

35度を感じさせない美味さ甘さは最高です。

沖の光酒造

月桃の華

飲みやすく華やかな香りロックでも炭酸割でも美味しく頂けます。

宮古島には地ビールもある!

宮古島の地ビール

スタッフのおススメ商品は「宮古島マイクロブルワリーさんのたんかんヴァイツェン」

ミネラルたっぷりの宮古島の水で作られたクラフトビール、宮古島の水は硬水で口当たりまろやかな水は美味しいクラフトビールを作るには適しているとのこと。

たんかんヴァイツェンは仄かに香るフルーティーな味わいも魅力で最高です。適度に冷やして、「常温」のグラスに注いで飲むと、酵母がグラスの中で拡販され、より深く味わいを楽しめます。

ぜひ、お試しください。